RPAのメリットとデメリットとは?

RPAが様々な企業に手軽に導入されるようになった今、RPAの新規導入にご興味をお持ちの企業も少なくないことでしょう。導入の際には、RPAのメリットもデメリットもよく理解して導入を検討したいものです。

この記事では、RPAを活用するメリットと、導入前に知っておきたいデメリットをご紹介します。もっと詳しくRPAの概要を知りたい方は下記記事もご参照ください。

RPAのメリット

さて、いまRPAを導入している企業はどのような目的で、どのような効果を狙ってRPAを活用しているのでしょうか。RPAがもたらすメリットをご紹介します。

1. 業務時間の削減

レポート作成に必要なデータの出力や加工など、意外なほど手間が掛かってしまう作業は少なくありません。これら一つ一つの作業は大した工数ではなくても、つもり重なることで業務時間を圧迫していることがあります。こういった手間のかかる作業をロボットに任せると、人の業務時間を浪費することなく一瞬で作業を完了させてくれます。これにより、残業時間の削減や他の業務への時間の捻出をかなえることができるのです。

2. 生産性の向上

事業を回すためには、「必要な作業ではあるが、それ自体は売り上げを上げるわけではないので時間をかけたくはない」という業務が少なからず発生します。単なるデータのコピー&ペーストやスクレイピング、定型文によるメール連絡などは、その典型でしょう。こういった業務に人手をかけることは、事業の生産性を下げることにもつながります。RPAで業務を回し、その分空いた人手をより生産性の高い業務に集中させることで、企業の生産性を高めることにつながります。

3. コストの削減

同じ形式のレポートを多数作成しなければいけない、膨大な量のデータを常に監視しなければならないなど、定型業務が膨大に存在するとその管理や実行のためだけに専任者が必要になってきたり、その業務を実施する専用のツールを用意しなければいけなくなってしまします。非生産的な業務のために多額の費用をかけるのはもったいないですよね。RPAをうまく活用すれば、同じ業務をより低いコストで実施することができます。

4. 作業ミス/対応漏れの低減

同じ業務を何度も繰り返すことはヒューマンエラーを招きやすく、作業のミスのほか対応の遅れ・対応忘れなどにもつながりかねません。RPAはロボットですので、定型業務を毎回まったく同じ手順で淡々とこなすことができます。RPAに業務を任せることで、作業ミスがなくなって業務の質が向上が見込めます。

5. 対応速度の向上

「異常なデータを見つけたら関係部署に連絡する」「お客様から連絡が来たら即座に対応する」といったスピードが求められる業務であっても、人の対応速度には限界があります。初動や関連業務の一部だけでもRPA化ができると、人が気が付くより先にRPAが通知を発したり、人が作業をしているのと並行してRPAが別作業をこなすなど、人手に頼っていては実現できないほど業務をスピードアップすることができます。

6. 従業員のストレス削減

「何時間もかけてレポートを作らなければいけない」「まったく同じ作業を何時間も繰り返さなければいけない」という状況は、人にとっては大変なストレスです。RPAに業務を任せることで、担当者あストレスのかかる業務から解放されより生産的な業務に集中できるようになります。結果として業務への満足度が高まったり離職率が下がったりするなど、経営においても好影響となることでしょう。

7. 24時間365日稼働

RPAのメリットとして、休憩の必要がないことがあげられます。「前日のデータを深夜に集計して翌朝出力する」「24時間不正広告を監視する」といった、時間外労働につながりかねない業務はそもそも実現不可能とあきらめていた方もいらっしゃるかもしれません。しかしRPAに任せることによって、このような実現不可能と思われていた業務が可能になり、事業の幅を広げられるようになるのです。

RPAのデメリット

ここまでRPAの良い点を紹介してきましたが、RPAにも注意すべき点があります。

1. ある程度のプログラミングスキルが必要

近年ではプログラマーでなくとも操作可能なRPAが増えてきています。しかし、より複雑な業務をRPAに任せようとすると、「繰り返し」「条件分岐」「変数」といった知識が求められるようになってきます。いわゆるプログラマーに求められるコードの記述といったスキルまでは難しくとも、RPAをどのように設定したらどのように動くのか、基本的な理解を持っているほうがRPAを上手に活用することができます。

2. 安定運用までは設計、テストなど工数が掛かる

RPAは一度運用にのってしまえば特別な操作もなく業務を自動化してくれますが、初めのうちは「どう設定したら思い通りに動くのか」「そもそもRPAにどこまで作業させて、どこから人が対応するのか」というRPAの設計・それに伴う業務の設計に時間をかける必要があります。また、一度RPAを設定し手もそれが最初から完璧に機能するとは限らず、RPAの動作やアウトプットをテストしては微調整する作業が必要になります。安定運用まではある程度工数が掛かることを見込む必要があります。

3. 業務手順変更の際には再度設定工数が掛かる

設定が必要なのは最初だけではありません。アウトプットが変わったり手順が変わる場合、再度設定をしなおす必要があります。この時に初期設定者が異動していたりすると、後任者が前任者の設定を理解しながら再設定しなければならないなど、さらに工数が掛かってしまう場合もあります。

4. システム停止のリスク

RPAそのものに不具合が起きてしまっていたり、設定に誤りが合ったりすると、予期しないタイミングでシステムが停止してしまう可能性もあります。このリスクは完全になくすことは難しく、RPAに任せる業務量が多く重要性が高い程、RPAが万が一停止してしまった際に大きな影響を受けてしまいます。万が一の場合に備えたマニュアルを用意するなどの事前の対策が望ましいです。

RPAの種類別のメリットデメリット

ひとくちにRPAといっても、その中にさらにいくつかの種類が存在します。「クラウド型」「オンプレミス型」「デスクトップ型」という3種類に分けられるのが一般的で、それぞれに特長やメリットデメリットが存在します。RPAの種類や概要についてはこちらの記事を参照してください。

RPAの種類ごとのメリットデメリットも踏まえてRPAを導入する場合は、

・操作対象が「社内限定」のシステムやデータかどうか

・自動化対象業務が全社プロジェクトかどうか

・導入担当者はエンジニアか、非エンジニアか

といった観点も必要になってきます。導入に際してより詳しい比較ポイントを知りたい方は下記記事も参考にしてみてください。

終わりに

RPAには様々なメリットがあり、また同時に注意すべき点もあることがお判りいただけたと思います。近年は様々なRPAツールが登場しており、それぞれの特長もあります。導入時にはぜひしっかりと比較検討をすることをお勧めします。

弊社ではまだ導入するかどうかを決めていない方にも、RPAのご案内やメリットデメリットの解説、業務のヒアリングと最適なRPA活用方法のご提案などを承っています。RPAに少しでも関心がございましたら、お気軽にご相談ください。


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