AUTORO

スタートアップ×AUTOROの相性は抜群! Wantedlyの語る、RPA活用1周年の知見

ビジネスSNS事業を手がける株式会社Wantedlyは、クラウドRPAであるAUTOROを導入・運用し、1年が経過する。導入部署であったオペレーション部で業務量が1/3まで低下。生産性が飛躍的に向上したことにより、人事・カスタマーサービス・マーケティングの4部署までRPAの活用が広がったとのことだが、同社のRPA導入を牽引されてきた震明氏は、クラウドRPAとスタートアップの事業環境との相性は抜群と感じるそう。その理由とは。

コスト削減をしながら、オペレーションの業務量を増やす

震明様:サービス拡大にともなうオペレーション業務の増加にどう対応していくかは、スタートアップ共通の悩みです。業務の増大に伴い、オペレーションを担う人も当然増やしていかなければならなくなりますが、人の増加に比例して、その分どうしても出てしまう人的ミスも増加するものですし、それをリカバリーする業務も必要だが、同時にそうならないための体制作りをする教育コストが膨らんでいってしまうのも避けたい、と。

例えば、RPAを導入する前のWantedlyオペレーションチームでは、7人体制で25,000社以上の登録企業様の契約や利用の管理・請求業務全般から営業のセールスサポートまでを行っていたのですが、チームの派遣社員3人のうち2人は常時契約業務に貼りついてやっているような状態で、それでも、特に新規申込が増える月末に向けては多くの残業が発生してしまう傾向にありました。

そんな中、「コスト削減をしながら、オペレーションの業務量を増やす」という難しい命題を達成する強力な助っ人になったのが、RPAでした。RPAを導入することで、人手で行なっていた事務処理作業の自動化を行なったのですが、それによってオペレーションから人的リスクが取り除かれ、処理量の変動に関わらず確実に回せるようになりました。それまで3名体制でギリギリやっていた業務が、1人が1〜2時間管理作業で回せるようになったので、サービスを拡大しながらもコスト削減をすることが実現できましたし、空いた時間を作ってマニュアルの作成やオペレーション改善のための調査作業に手が回るようになり、仕事の内容も充実しました。

クラウド型RPAは、変化の激しいスタートアップと相性が抜群

震明様:弊社が当初AUTOROを選んだ理由は、クラウド型であることから、WindowsかMacかというような端末を選ばずに使えるという点だったのですが、使用して1年が経過した今では、「クラウド上で誰もが日々業務の自動化を行える」という点と、「スタートアップという業務環境の相性の高さ」を強く感じています。

スタートアップでの業務は、人も増えればプロダクトも日々変化し、その度に業務フローも変化すると、変数だらけ。業務を自動化するには、時間をかけてきっちり状況を整理し、要件定義をして着手していくことを好む会社もあるかと思いますが、状況を整理している間にまた状況が変わっていくというのが、スタートアップです。そんな中では、「今現在の状況下にある業務を、今日明日でぱっと自動化」することができ、そして、またさらに変化の続くなかで「作ったものをベースに、”より良い”を日々追求できる」ということは、スタートアップにとって、ものすごく大きな価値なんです。変化が大きい環境の中では、「どう自動化するか、1から100まで計画を立ててやる」というよりも、まず着手し、ちょこちょこ作ってみる中で改善していくというアプローチの方が、遥かに現実的なんですね。

また、エラーが出た時なども、特定の端末にインストールするタイプ(デスクトップ型)のものですと、その端末にしか履歴が残りませんが、クラウド型だと遠隔管理が出来ますので、どこからでも管理・監視が出来るところも便利ですね。

AUTOROは、自動化ツールの中で「活用可能な範囲」が一番広い

自動化ツールは昨今沢山ありますが、ものによって、できること・できないこと・向き・不向きの違いがある中、AUTOROが対応できるものの幅が一番広いと思います。業務の自動化をしてツールを運用していく中で、他のツールの方が向いていると判断した時は切り替えることもありますが、そういうものが10のうち1つか2つあるとしても、その10の全てに横断的に活用できるのはAUTOROならではです。弊社では業務の自動化をしたい時は、社内で活用中の他のツールを検討し、そこでカバー出来ないものをAUTOROでまかなうという流れも多くあります。

また、AUTOROに触れてどう業務を自動化するかを考えることで、結果的にJavaScriptを書けるメンバーが増え、社内のITリテラシーが上がり、他のソフトウェアを使いこなせるレベルも上がったと感じています。
 
クラウド上で誰もが使え、日々変化する現場でそれぞれがロボットを作成することが可能なことと、そしてその対応幅の広さ(拡張性の高さ)ーー 以上が、私が自動化ツールの中でも特にクラウドRPAを勧める理由です。

導入企業紹介

ウォンテッドリー株式会社は、シゴトでココロオドルひとをふやすために、働くすべての人が共感を通じて「であい/Discover」「つながり/Connect」「つながりを深める/Engage」ためのビジネスSNSを提供しています。

(取材・文/上原里菜)

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