AUTORO

既存システムを活かしつつ、特定機能だけをクラウド型RPAへ置き換えてDXを推進

課題
  • 自動発注機能の精度が低く、ロスやリスクがあった
  • 管理システムそのものは置き換えられない状態だった
実現したこと
  • 自動発注機能のみをAUTOROへ置き換えることによって、精度を向上させた
  • 管理システム自体はリプレイスせず、一部機能だけを入れ替えることができた

DX推進を阻む、オールインワンの既存システム

各企業が世の中の急激な変化に遅れず、価値を提供し続けるためには、従来型の大きなシステムをそのまま使い続けるのではなく、必要なタイミングで最新システムへの入れ替えや追加を素早く行えるような状態にしておく必要があります。

これはDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進し、新しいデジタル技術を活用した新しい価値の創造を実現するための必須事項だと言われています。

従来型システムを脱却した先の新しい形として、機能ごとに独立したクラウド型システム(SaaS)を複数利用しながらシステム間を接続・連携させておくという形が注目されています。

しかし、言うは易し行うは難し。今現在オールインワンの既存システムを稼働させている状態から、機能別に独立したSaaS間を連携させた状態へ移行すると言っても、いったいどうすればよいのでしょうか?

既存システムの「自動受発注機能」が悩みのタネに

とあるお客様は、管理ツールを使って、商品管理・仕入れ・出品・受注等の一連の業務を管理しています。この管理ツールは、オールインワン型で業務全体をカバーしており、これなしではビジネスが成り立たないくらい重要なものです。しかし1点、組み込まれている「自動発注機能」に不安を抱えていました

このシステムに元々組み込まれている自動発注機能の精度が期待していたよりも低く、上手く機能してくれないことが頻繁にあったそうです。

このシステムがなくてはビジネスそのものが成り立たないため、別のシステムへ全面リプレイスするわけにはいきません。しかし、自動発注精度の低さは利益に直結するため、放置するわけにもいかない…という困った状況に陥っていました。

自動発注機能だけをAUTOROへリプレイスして精度向上

そこで、自動発注機能のみをクラウド型「AUTORO」へ乗り換えることによって、この問題を解決しました。組み込みの自動発注機能と同じ業務をAUTOROへ置き換えることで、これまでよりも精度の高い自動発注オペレーションが可能になりました。

既存システムを稼働させながら一部の機能だけを切り出すことができたのは、クラウド型ならではの利便性が発揮できたケースだと言えるでしょう。

ポイントは「Pluggable(プラガブル)= 接続可能なシステム」

このケースのポイントは、これまで使ってきたシステムそのものはキープし続けているという点です。メインのシステム自体はそのまま利用を続けながら、特定の機能だけをAUTOROへ置き換えています。このため、新規開発を伴うような全面リプレイスとは違い、安価かつスピーディに、低リスクで課題をピンポイントに解決できました。

このように、クラウド型サービス(SaaS)を連携させて一部機能だけを取り替えられるようにしておくことは、「Pluggable(プラガブル)=接続可能なシステム」という考え方です。従来のオンプレミス密結合の巨大システムから用途別のSaaSシステムを緩やかに連携させる形へ移行し、常に最新のシステムを利用可能にしておくための具体的な手法です。

この考え方・手法は、DX推進の重要ポイントであり、特に中小企業にとって今注目すべき事柄です。これについては少し長くなるので、別記事もご覧ください。

デジタルトランスフォーメーション事例12選!DXにクラウド型RPAが最適なワケ

クラウド型RPA「AUTORO」はSaaSなのでテレワークに強く、わかりやすいUIで使いやすいといった基本的な特徴はもちろん、APIやVPNを駆使したシステム連携も得意としています。

このため、ブラウザベースでの単純な繰り返し業務の自動化だけではなく、異なるシステム間を連携させることで業務全体を自動化する「業務自動化プラットフォーム」として高度にご活用いただくことも可能となっています。

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